認知症の母を看取った後も介護のことを考える

家のお金が6700万円消えた!
母が認知症になった!
同居までのトラブルや、介護生活を経て特養生活の様子を毒舌で綴り、母を看取った後も介護のことを考えます。

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■□ 小澤征爾氏指揮 「フィガロの結婚」
めったに行かない東京へ行ってきた。
それは、小澤征爾氏が指揮するオペラ「フィガロの結婚」を観るため。

「フィガロの結婚」自体はとても有名なオペラだが、観たことがなく、
今回はオペラ・ドラマティコ形式という独特なオペラだった。

オケ編成を大きくして、舞台設定を簡素にしてドラマ重視。

オケピットが観客席から見えるところにあるから
指揮者もすっごく見える!

ステージの舞台背景はいたって簡素だが、
衣装はちゃんとしたものなので楽しめた。

序曲はやっぱり小澤氏指揮!

いいなぁ〜
ワクワクする〜

すっごく質量のある音だ。
思わず身体が動いてしまいそうなくらい!

それにしても、モーツァルトって面白いなぁ。
特に二重唱、三合唱、四重唱、五重唱・・・
かけあい漫才みたいに歌ったり、
同時に違うことを歌ったり、

あの時代にこれだけの喜劇を作曲するなんて
天才と言われるのがわかる。

重厚な交響曲も好きだけど、
こんなに楽しいオペラは大好き。

今回は小澤氏とテイラー氏が交代で指揮をしたのだが、
前半・後半じゃなくて、1幕の間に何回か交代した。
小澤氏の負担を軽くするためだろうか。

指揮台に座っていた小澤氏がゆっくりと動いて
ステージから離れようとしたとき

え、しんどいのかな?

ってびっくりしたけど、テイラー氏が指揮するときは
控室で休んでいらっしゃったようだ。

夕方6時半から始まって、2回の休憩をはさむが
終わったのは10時半ごろ。
長い長い演奏なので、こういう形を取ったと思う。

オペラの話自体は、男女の嫉妬から始まり
トラブルが起こり、一難去ってまた一難。
またまた一難・・・と、なかなかうまく解決できない。

舞台の登場人物たちが怒ったり焦ったり
しどろもどろしたり・・・・
見ているほうは面白いけどね。

今年は、新日本フィルとの共演、水戸、スイス、フランス、長野・・・とスケジュールが詰まっているようだ。
もし、また行けるようなら行きたい。
できれば、普通の演奏がいいな。

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| ストレス解消 | comments(2) |
■□ 特養入居待ち 52万4千人!!
**************************
厚生労働省は、特別養護老人ホームの「入居待ち」をしている高齢者数を約52万4千人に訂正した。
4年で10万人増。
「要介護3〜5」の待機者は約34万5千人、「在宅で要介護3以上」は約15万3千人に訂正した。
**************************

52万4千人!!

たぶん複数申し込みをしているから、実質は少し減ると思うが、
複数の申し込みをするのは、それだけ必死だという証拠だ。

私も数か所に申し込んでいたから、気持ちがわかる。

これだけの人数が申し込んでいるのに、特養の建設が追い付いていない。
うちの市は、これ以上特養を作らないとまで言っている。

なんという逆行!

いつも思うけど、データばかり作っていないで
その現実に即した行動こそが大切だと思う。

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| 介護のこと | comments(0) |
■□ 80歳以上の高齢者ばかりを狙う消火器販売商法
************************
岐阜県警は、特定商取引法違反(不実の告知)と詐欺の疑いで、某消火器販売業者(36)と当時の従業員(36)を逮捕した。
************************

彼らは、無職女性(94)に
「消火器の中身を替える義務がある。
ここでは中身を替えられないから新品と交換しておく」とうそを言い、
代金として現金8千円を詐取した疑い。

下呂市に住む80歳以上の十数人も同様の手口で購入させられており、県警が関連を調べている。

消防法は、個人住宅に設置された消火器内の薬剤を交換する義務は定めていない。

だから独居高齢者宅は怖い。
高齢者が1人で住むことが悪いことじゃないけど、
世間では1人暮らしの高齢者を狙う悪徳商法があふれている。

母は、兄妹、親戚、知り合いからタカられ、
そういうところには、同じような人間が集まる。

洋服、健康食品、浄水器、セキュリティ、家庭薬品、牛乳、マット、布団・・・

あらゆる物を買わされた。
父が建てた家は、タカリの巣窟になってしまった。

今は特養に入って本当に良かったと思う。

自宅で介護していたとき、留守番を頼むときは
電話線を引き抜き、インターホンを消音にして出かけなければならなかった。
それも、母が見ていないすきを狙って。

でないと、何かのひょうしに興味を持っていじっているうちにONになってしまうかもしれなかったから。

今はそんな心配は一切ない。
騙される心配も全くない。

施設に入所すると、こういう詐欺事件にも引っかからないのがいい。

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| お金のこと | comments(0) |
■□ 2月の特養費用 請求
2月の特養費用の請求書が来た。

基本料金:34,880円

喫茶代:400円
コーヒー代:1,400円
医療費:320円
薬代:2,680円

合計:39,680円

2月は28日だから基本料金も安い。
歯科にもかかっていないから、通常の医療費と薬代のみ。
あとは毎月かかるものだけ。

久々に4万円を切って安心。
毎月これくらいだと助かるのに。

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| お金のこと | comments(0) |
■□ 息子から『僕はお母さんに電話してないよ』
『僕はお母さんに電話してないよ』
昨年夏に長男をかたる男から電話を受け、480万円をだまし取られた女性(65)は、県警の聞き取りに重い口を開いた。

電話で「昨日からせきが止まらない、肺炎かも。携帯をトイレに落として、別のをレンタルした」
「サラ金に借金をして投資していたら損害が出た」
「訴えられて刑務所行きだ」

女性の夫は、息子の声がおかしいと指摘したにもかかわらず
「何言ってるのよ! 肺炎で声が変になっているのに、そんなこともわからないの?」と信じて疑わなかった。

さらに、詐欺を疑う銀行員の制止さえも「お金を下ろすのを妨害する敵にしか見えなかった」と言った。

母親は、息子からの電話はいつになってもうれしいもの。
どうすれば力になれるかを考え、詐欺だとは気づかなかったらしい。

私は子供がいないけど、何となくわかった。

母親は娘には厳しい。
なぜなら、しっかりしないと生きていけないから。
(男性だってしっかりしないといけないんだけどね)
同性というのは、親子でもライバル心があるようだ。

一方で、「息子は恋人」と言われるほど、
母親にとってはいとしい存在。
我を忘れてしまう。

だから、『オレ、オレ!』と言われると騙される。
『アタシ、アタシ!』では騙されない。

それにしても、夫の制止も聞かず銀行員の制止も聞かず、
これでは詐欺事件も防ぎようがない。

『オレ、大変やねん』と電話がきたら
『それは大変やなぁ。ところでお母さんの好きなギャグは〜?』
と言えるくらいになっておこう。

眉毛ボ〜ン!

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| お金のこと | comments(4) |
■□ 人形を抱えたおばあちゃん
最近、よく道で出会うRさん。
見つかったっ!」でも書いたけど、知り合いを見つけては1時間くらい話が続く。
むしろ、知り合いを見つけて話しこむために道を歩いているという感じ。

マンションから駅まで1本道で脇へ入ることができないので、
見つかったら最後。

でも、昨日は増税前の買い置きにショッピングカートをひきずり、ダッシュしていた。

角でRさんにバッタリ!

私がダッシュしていたから、
『あら、お買いもの?』だけで済んだが、

なんと、両脇に大きな赤ちゃん人形を1体ずつ抱えて
ニコニコしていた・・・!

道端で話すくらいなら、まぁ、話し好きのおばあちゃんで済むが、
人形を抱えて笑っているのを見たら、ギョッとした。

今回は、ダッシュしていて本当に良かった。
あれ、つかまったら1時間では済まない。

それにしても、外で人形を抱いていると、もしかして・・・?

夜になって、やっぱり気になったので、老人会のお世話役Sさんにメールした。
その返信は、

『ビックリした気持ちわかります。
地域の運動会に人形を連れてきたことがあって、私もびっくりしました。

でも、今のところ他人に迷惑をかけているわけではないので
しばらく様子を見ましょう。』

家の中では、その人形たちを相手に話をしているらしい。
ただの寂しがり屋なのか?
それとも認知症の兆候なのか?

何でもかんでも認知症を疑うのは良くないが
家の中で人形に話しかけているのを想像するとゾッとするのは、
私がまだ高齢ではないからだろうか。

道で出会って挨拶くらいなら構わないけど、
1時間もの立ち話は困る。

何か口実を考えてから外に出ることにしよう。

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| 介護のこと | comments(2) |
■□ 老々介護、風呂場で死亡
**************************
大阪府高槻市の無職男性(83)方で、男性と妻(82)が浴槽内で死亡しているのを近所の女性が見つけた。

妻は足が不自由で、男性が普段から入浴介助をしていた。
男性も心臓を患っていたという。
**************************

妻を入浴させていた際に男性が病死し、妻は湯に漬かっておぼれ死んだ可能性があるらしい。

老々介護は危険がいっぱい。
そう言われていても、当の本人たちはやっていけると思っているから、とても危険。

どちらか健康なほうが介護をしていても危険なのに
心臓病を持つ夫が足の不自由な妻を介護するなんて
どう考えても危険しかない。

むしろ、介護をしている心臓病を持つ夫のほうが死亡する確率が高い。

実際に、この事故も介護者のほうが先に死んだために
要介護者も死んでしまった共倒れの悲劇である。

両親が『大丈夫だから』と言っても、
息子娘たちはそれを真に受けないほうがいい。

説得するのが難しくても、両親が拒んでも
それ以上の気持ちで臨まないと、いつこういうことになるかわからない。

でもねぇ、高齢者もすっごく頑固だから。
できるだけ長く自宅で暮らしたいと思っているから。

どうしても子供たちの介護や施設を拒み続けるなら、
こういう最期になることも本望なのか?

自分たちの気持ちを貫き通した結果、
こんなふうに親を亡くしてしまう子供たちの気持ちも考えてほしい。

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| 介護のこと | comments(0) |
■□ あなたはマサコねえちゃん
わからないとわかっているが聞いてみる。

『ママは孫が何人いるの?』
『5,6人くらい?』

いつも「?」で返答する。
自信がないから「くらい」で返答する。
「5,6」という数字は言いやすい。

『そんなにいるの?ママの孫は2人だよ』
『そう、5,6人くらいいると思った』

『じゃあ、娘は何人いるの?』
『・・・・・・』

『娘の名前はなんていうの?』
『チキンライス(妹の名前)』

『もうひとりは?』
『娘はひとりだけよ』

え?

『じゃあ、私は?』
『あなたは・・・』と口ごもる。

一瞬、○○・・・とタカリ妹の名前を口にしようとした。
この野郎!
あんな奴と間違えるな!

そして・・・

『あなたはマサコねえちゃん』

母の姉の名前(仮名)を口にした!

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!

ついに来たかっ!

前は『自分は結婚していないから娘はいない』とスタッフさんに言っていたらしいが、
今回は、自分の姉と間違えられた。
15歳と思っているから、そうかもな。

『私はママのお姉さんじゃないよ。私は誰?』
『それはそういうこともある。』

何だ、その言い訳は?
介護初、訳のわからない反応だった。

次に来たときはわかるんだろうな。
たぶん・・・?

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| 母の不思議な行動(特養) | comments(8) |
■□ 結婚指輪を右薬指にしている
デイルームにいるときに気づいた。
母が結婚指輪を右手の薬指にしている。

お風呂のときにはずして、右にしたのだろうか。

『ママ、結婚指輪を右にしてるの?』
『え?』と右手をかざす。

『これ、結婚指輪でしょ?』
『うん・・・』

『じゃあ、左手の薬指だよ。』

つけかえようとするが、母の指が太くなったからかむくんでいるから、なかなか抜けない。
あんまり強く引っ張ったら、機嫌が悪くなるだろうか。

耳そうじしていても、何もしない前からすぐに痛いと叫ぶし・・・。

やっと抜けて、左の薬指にはめる。
抵抗はしない。
よかった・・・。

『結婚指輪はこの指だからね』
『うん・・・』

あ、そうか。
自分が15歳だと思っているから、
結婚していないと思っているから、
それを結婚指輪だとは思っていないのかも。

次に来たときに、また右でも、そのときはほおっておこう。

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| 母の不思議な行動(特養) | comments(0) |
■□ 15歳くらい?
爪も切ったことだし、話はあまりない。
けれど、聞いておこう。
いろいろな反応を見ておきたい。

『ママは、何歳?』
『さあ、何歳と言われたらわからないわねぇ』

『じゃあ、何歳くらいだと思う?』
『ちょっと見てくるね』

え?何を?

『何を見るの?見たらわかるの?』
『わかるわよ』

と言って立ち上がり、部屋を出ていく。
わからないからごまかしているのだろうか。

部屋の前の廊下をうろうろしているので
そばに寄り、もういちど聞いてみる。

『わかった?』
『やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている〜♪』

お決まりの歌で返答する。
返答にはなっていないけど。

『ママは何歳くらいだと思う?』
今度は即座に返ってきた。

『15歳くらい?』

えーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?

初の十代!

『25歳くらい?』

一気に10歳も飛ぶっ!!

『ママは今年79歳だよ』
『えー、もうそんなになるの?』

なるんだよ!

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