■□ 玄関のチェーンがからまり過ぎて・・・
2012.04.29 Sunday
かなり前に、私が外出中に母が玄関のチェーンをかけてしまって閉め出されたことがあった。
チェーンをなかなかはずせなくて、大声で指示してもできなくて・・・
近所には迷惑をかけたはず(誰も何も言ってこなかったけど)。
それが、今朝・・・
「オムライス、玄関が開かないのよ」
え!?!?!?!?
鍵は内側から開くはず。
急いで行ってみたら、チェーンが何重にもからまっていた・・・。
新聞を取ろうとして玄関のチェーンをはずそうとしたけど、
なかなかはずせず、いろいろ工夫をしてみたけど(???)
チェーンがからまるばかりで、短くなっていた。
挙句、ほぼ動かないほどチェーンは何重にもからまっていた・・・。
たまにからまることがあるが、
これほどまでに芸術的にからまったのは初めてだ。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・
「どうやったら、こんなふうにからまんねん?」
ほぼ動かないチェーンを動かして、からんだところをひねり返すようにしてみるが、短すぎてどうにもならない。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・
このまま外出もできないのか?
いや、ひとつずつひとつずつはずしていけば何とかなる・・・
やってみるものの・・・
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・
「あぁ!もうっ!!なんでこんなになる前に言わへんねん!?」
この間のことがあるから、玄関で大声は出してはいけないと思いつつ、語気はきつくなる。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・
チェーンを切る道具はない。
やはり根気良くはずすしかない。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・
ひとつはずれた。
すると、ふたつめをはずすのが早くなった。
みっつめ・・・。
夏でもないのに、朝から玄関で大汗をかいてチェーンをはずし終わった。
「ママ、はずれたで」
「まぁ、ありがとうございます。」
ありがとうじゃなくて、ごめんねじゃないのか?
チェーンをかけない選択もあるが、やはり怖い。
朝、私がはずすことにしよう。
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■□ もう一回ショートに行ってほしいんだけど
2012.04.26 Thursday
今月はショートが終わってしまったが、
何だかもう一回ショートに行ってほしい気分。
GWも仕事だが、でもショートに行ってほしい。
予約がいるし、無理だけど・・・。
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■□ 母は専業主婦だった
2012.04.25 Wednesday
老人会のお世話役に会ったので、少し話をした。
「お母さんはいかが?」
Sさんの「お元気?」と聞かない質問の仕方は好きだ。
「そうですね、ぼちぼちですね。」
いつものように「母は風邪は引いていません」と言わないのは、Sさんが認知症のことを充分理解しているからだ。
「ねぇ、お母さんは働いていらっしゃったのよね。」
え???
前にデイでも「私は○○火災に勤めていますが、何かご用はありませんか?」と聞いて回ったことがあった。
今でも働いていると勘違いするスイッチが入ることがあるようだ。
「結婚前は働いていましたけど、母は専業主婦でしたよ。」
「そうよね、昔は結婚したら辞めてたもんね。」
なぜ、そんなことを聞くのだろう?
「前に老人会に参加してくれたときに言ってたんだけどね。
お母さんはずっと働いて娘たちを大学に行かせたって言ってらっしゃったの。」
ハハハハハハ・・・・・・
「違いますね。正確には妹が妊娠するまでは働いていましたが、それからは専業主婦です。
パートも何も働いたことはありませんでした。父の収入で充分ですし。」
「そうよね。だいたい働く女性って雰囲気でわかるもんだけど、お母さんはそんな感じじゃないものね。」
Sさんも母の話を100%信じてはいない。
介護職で働いた経験もあるので、認知症の人が話す内容が全て本当ではないことを知っている。
だから、こういうふうに質問されてもイライラしない。
他にも母は本当じゃないことを話しているのだろう。
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■□ EXILEのSHOKICHI、認知症男性を送り届ける
2012.04.23 Monday
朝のニュースから。
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人気グループEXILEのメンバーSHOKICHIさんが20日早朝、東京都渋谷区の路上で87歳の認知症男性を保護し、タクシーで区内の自宅に送り届けた。
男性の長男(63)は「親切で優しい青年だった」と感謝している。
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路上を徘徊していたので心配になって何度も声をかけたら、住所を言ってくれたので、送り届けたのだそうだ。
時間は午前5時だというから、普通の人は歩いていないころだ。
無事で何より。
その認知症の男性が自分の住所を言えたのも、ちょっと驚き。
私の母はまったく言えない。
住所も電話番号も。
自分の名前と生年月日くらい(生年月日が言えるのが救い)。
前に警察に保護された時も、たぶん住所が言えなかったので、
鞄の中の美容院のメンバーズカードを見て、うちを探してきたくらいだ。
深夜や明け方の徘徊は介護者も気づかないことが多いので、困る。
母が昼夜逆転しないために、起床時間と就寝時間をきっちり管理しているし、
デイで運動することで、夜は眠りやすいと思う。
徘徊は私ではどうにもコントロールができないだろう。
先が怖い。
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■□ コンビニで怒鳴っていた息子
2012.04.22 Sunday
昨日のリハビリの帰りにコンビニに寄ったときだった。
いきなり
「戻っとけって言ったやろ!」
おじいさんに向かって男性が怒鳴っていた。
おじいさんは怯えるような感じで、息子(?)に押されるように車の方へ歩かされていた。
「早よ、戻らんかい!」
なかなか歩けないおじいさんを無理矢理連れて行こうとするが、うまくいかないようだ。
何度も「早よせんかい!」と怒鳴っていた。
もしかして私と同じなのだろうか。
もしかして、息子さんが認知症の父親を介護している。
車でコンビニへ買い物に来て、父親は車の中で待っているように言った。
しかし、息子の姿が見えないと不安なので車から出ようとする。
留守番させていると気が気ではないので、一緒に車に乗せて中で待たせておけばいいと思ったのかも。
車の中で待たせている間に買い物を済ませたら、父親が車から出てきていた。
慌てて(危ないので)車へ連れて行こうとするが、なかなか言うことを聞かないのでイライラして怒鳴った。
勝手にストーリーを作ってしまったが・・・・・・
私が介護をしていなかったら、「親に暴力?」と思うが、
介護をしている今なら、私もやっぱり怒鳴るかも・・・と思う。
認知症本人は何もわからなくて、自分が病気ともわからず、どんなことでどんなふうに介護されているのか、介護者の気持ちをかき乱し生活が振り回されているのか、そんなことはわからない。
わかっているのが介護者のみだから、よけいにイライラする。
実は私も母を病院(普通の内科)に連れていくとき、こんな感じである。
なぜって、体温計が測れないから。
何度も測れなくて看護師さんを待たせてしまうから。
見ていて、決していいものではない。
でも、気持ちはわかる、息子さん。
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■□ 洗顔後に化粧水をつけない
2012.04.20 Friday
母はずいぶん長い時間をかけて習慣がずれている。
歯磨きをしない、カーディガンしか着ないのもそうである。
そして、化粧水についてもズレている。
普通、洗顔の後に化粧水や乳液をつける。
乾燥を防いで潤いを保つために。
しかし、母は洗顔後につけない。
私が「化粧水をつけなさい」と言っても、しない。
こちらは少しでも老いないようにと思って言っても、渋面を作る。
「顔を洗った後は乾燥してシワになるから、今すぐつけなさい」
と言っても、ものすごい渋面を作って、いやいやいやいやながらつける。
「乳液もちゃんと塗るのよ」と言うと、
「そんなことはわかってるわよ!」という顔をする。
デイでは決して見せないであろう渋面である。
いつつけるかというと、化粧をする直前なのである。
デイへ行く日に、準備のために化粧をする前に化粧水や乳液をつける。
すでに洗顔から2時間ほど経っていて、思いっきり乾燥した後である。
意味がない。
当然、デイへ行かない日は化粧水はつけない。
1日中乾燥しっぱなしである。
どうも、長い時間の間に、化粧水は化粧の前につけるものだと覚えてしまったらしい。
今は、デイへ行くときも行かない日も化粧はしない。
しなくなって、ずいぶん経つけど。
つまり、母の化粧水や乳液などメイク類はまったく手つかずである。
少しずつ捨てていこうと思う。
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■□ 家へ帰れるのかしら?
2012.04.19 Thursday
デイから帰って来る時、マンションの下の道を通りながら、母が言った。
「バスの中では『お家へ帰れるのかしら?』って心配する人がいるのよ。
『大丈夫よ、帰れるわよ』って言うんだけどね。
やっぱり、心配なのね。」
デイに通っている人の中には、デイへ行かされることで家族から離れてしまう、という心配をしている人がいるのだろう。
健康な高齢者だったら、ひとつ屋根の下でご飯を食べたりテレビを見たり、自分の好きな時間に好きなことをして悠々自適の生活を送るイメージがある。
なのに、1週間に何回も、朝から家を追い出され(?)、デイサービスなるものへ連れて行かれる。
自分がイメージした老後の生活とかけ離れて見えるのだろう。
バスに乗ったのはいいけれど、順番的に後になっている人は、どんどん途中下車して帰って行く人を見て、はたして自分は今日のうちに家へ帰れるのかどうか、不安になってくるらしい。
母はそのことについては心配していないようだ。
気が強くて頼もしいのか、可愛げがないのか。
ごねられるよりは、いいけど。
それにしても、相変わらず、母は大女優である。
他人には天使のように優しい。
私も他人だったら、もっと優しくしてくれたかもしれない。
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■□ 春になりつつ・・・
2012.04.18 Wednesday
昨日のリハビリの帰りに撮った。
バス停のたんぽぽ。
黄色い花が咲くと春になる、という言葉があるそうだ。
たんぽぽ、菜の花、山吹、ミモザ・・・。
黄色は何だか心が元気になる。
思いきった色というか、はじけているというか、混じりけのない元気な色。
嫌いではない。
私は、春まっ盛りも秋たけなわも大好きだが、
これから春になっていくんだなぁ
これから秋になっていくんだなぁ
そういう感じも好きである。
季節が色づいていくのを感じられるから。
母もひとりで散歩ができるといいのだが、
ひとりだとまた迷子になってしまうし、
付き添いをする時間も余裕もないので、
こういう風景を見ることはないだろう。
デイもショートもバスで送迎。
唯一、私と一緒に美容院に行くときに眺めるしかない。
それも、あまり視野に入っていない感じだけど。
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■□ 17日が怖い
2012.04.17 Tuesday
ここ3年ほど感じていることである。
なぜ、17日が怖いのか?
オムライス家の過去帳の17日のページには、祖父と父の名前が書き込まれている。
そう、祖父も父も17日に亡くなっているのだ。
月は違うけど、どちらも寒い季節。
奇しくも親子共に、同じ17日という日に亡くなった。
この過去帳を見て以来、私は自分も17日が命日になるのではないか、と考えるようになった。
祖父以前のことはお寺を移動したときに資料がなくなってしまい、わからない。
ただ、祖父も父もオムライス家の直系の長男であること。
私は長男じゃないけど、オムライス家の直系の長子である。
別に継承するようなものは何もないけど、直系の長男、もしくは長子って17日に亡くなる運命なのだろうか、なんて考えてしまった。
だから、17日はできるだけ外出を控えることにしているが・・・
今日はリハビリの日である。
やめようか・・・?
祇園の事件のように、いきなり車が突っ走ってくることもあるし。
あまりこだわることはないが、母よりは長生きしたい。
気になるけれど、気をつけて行ってくる。
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■□ モーツァルトで癒し・・・
2012.04.16 Monday
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