ようやくというか、決まってみれば意外と早く決まったような気もする。家の売買契約をしに、福岡へ行ってきた。
売買契約の時には私が代理で行けるというので、ひとりで朝の新幹線に乗り込んだ。
母にはお昼の用意をして3時のおやつも用意しておく。
説明はしておいたけど、朝早くから私がどこへ行くのか、わかっているのだろうか?
たぶん、何でも私がしてくれると思ってるんだろうな。本来なら母がやらないといけないところを。娘なんだから親孝行は当たり前、と思っているんだろう。
お金や種々のトラブルを抱えていない健康な高齢者の親なら、喜んで親孝行させてもらうけどね。
47歳とはいえ、旦那に頼ることもできない独身の女性が、お金のトラブルの尻拭いをしたり、家の売買のために不動産屋とやりとりしたり・・・男性社会の中で、それがどれだけ大変なことかわかっていないんだろうな。これは親孝行の領域じゃないよ。しかも、認知症だし。
それはおいといて(すぐ話がそれる)、福岡に着いたのはお昼前。
不動産屋N氏の奥さんが「一緒にお昼でも」と前もってメールしてくれていたので、ご好意に甘えて、一緒に食事をした。和食の美味しい料理だった♪
それから車で事務所まで送ってくれた。
5分ほど遅れたが、N氏が不動産事務所で待っていてくれた。
買い主さまご夫婦はすでに来られていて、遅れたことをお詫びし、さっそく契約へ。
買い主様は薬関係の会社に勤めていて、ちょうど私の両親がそうだったように、定年前に家を持つために買ってくださるというのだ。
重要事項の説明はどちらかというと買い主さまのほうに重要なことなので、私は内容を軽く目で追う程度でよかった。古い家なので、そのままの状態で引き渡すこと、決済後に何か不備な点が見つかっても売り主には責任がないことなども記載されていた。
よかった〜
23年も経つと、どこかしら使いにくいところもあるし、壊れやすいところもあるが、それはこちらの責任ではないと明記されているので、売却後もあまり心配しなくてもいい。
この重要説明事項は時間がかかる!
私がマンションを買ったときもそうだったが、説明している人は大変だよね。でも、一応説明しておかないといけないし、これも仕事だし。聞いていると眠たくなるけど、特に疑問点もなかった。
その後で、買い主様のほうから、「門柱の電灯は点くんですか?」という質問があって、ちょっとあせった。
あれは昔、深夜誰かに電灯を壊されて、新しく付け替えていなかったのだ。また壊されたらイヤだから、と母が言っていたのを思い出した。今、聞いても何も覚えていないだろうけど。
たしかコードはまだついていたから、工事をすれば点くと思ったので、「電気は通じていますので、新しい電球に付け替えたら点きます」と言った。
私はあの家に住んでいないので、詳しいことはよくわからないのだ。あまり質問されても知らないし、母が何も覚えていないだろうから、聞いて答えることもできない。「じゃあ、お母さんに聞いて後で返事をください」と言われても困ってしまう。
不動産屋N氏は、母が認知が入っていることを知っているみたいだった。それをうまくカバーした発言で、買い主様を安心させてくれたので、とてもありがたかった。
ちょっとヒヤッとした場面もあったが、説明書と契約書にサインと印鑑を押し、手付金をもらって、1時間半くらいで契約は終了した。
私は何もしゃべっていないのに、ものすごく喉が渇いた。
その後、N氏の奥さんが家へ招いていくれて、お茶をした。座敷犬が可愛くて相手をしていると、N氏も帰って来た。
お食事と契約のお礼に、朝買ってきた大阪のきんつばをお土産として渡して、しばらく皆でお茶を飲んで談笑した。
帰って夕食も作らないといけないので、30分ほどしかお邪魔していなかったが、車で駅まで送ってくれた。
このNご夫妻は本当に良い人たちだと思う。
決済日は来年に入ってからになる。その前に、境界票の作成図を完成させてご近所のハンコをもらわないといけないのだが、2軒ほど今遠方にいるので郵送でやりとりをするそうだ。なんだか、こっちのほうが時間がかかりそうな気がする。
まぁ、とにかく今日は何とか契約を終えて、とんぼ返りで帰って来た。
「今日福岡まで行って家の売買契約してきたよ。」と言ったが、「あら、そんなに遠くまで?ご苦労さま。」だって。
わかってるのかな?わかってないんだろうな?
あぁ〜疲れたっ!!!
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